トレーニング効果
トレーニング効果は、ワークアウト毎に評価される心肺能力などに関する指標で、ワークアウトの効果を確認するのに役立ちます。
実施したワークアウトが、心肺能力の維持や向上など、どの程度の効果がある運動かを示します。
■ トレーニング効果値の目安
トレーニング効果値と分類 | 目安 |
---|---|
0 効果なし |
― |
1.0-1.9 軽度 |
初心者向けのトレーニングとして、長時間の運動に耐える能力の向上に向いています。 アスリート向けの回復トレーニングや長時間の運動に耐える能力の向上に向いています。 |
2.0 – 2.9 維持 |
基礎トレーニングに有効です。 |
3.0 – 3.9 向上 |
このレベルのトレーニングを1週間に2~4回を定常的に行うことをお勧めします。 |
4.0 – 4.9 大幅な向上 |
週1~2回程度、運動をする方に向いています。このトレーニング後には、トレーニングのバランスや回復するため、トレーニング効果値が1.0-2.9のトレーニングを行うことをお勧めします。 |
5.0 過度 |
初心者には、お勧めできません。 アスリートにとっても、十分な回復や回復トレーニングが必要です。 |
(注)トレーニング効果に関する情報は、Firstbeat Technologies Ltd.により提供・サポートされています。詳しくは、www.firstbeat.com をご覧ください。
すべてのワークアウトで、トレーニング効果値が高い運動が必要とは限りません。例えば、1週間に向上レベル (3.0-3.9) の運動を1回、維持レベル (2.0-2.9) の運動を2回程度行うと普段運動をしない方の能力向上、普段運動をされる方の能力維持には十分な運動です。
■ トレーニング効果に表示されるメッセージ
トレーニング効果値 | 分類 | メッセージ |
---|---|---|
0 効果なし |
― | このトレーニングは、心肺能力向上に効果がない運動でした。 |
1.0-1.9 軽度 |
― | このトレーニングは、心肺能力にわずかに効果のある軽度の有酸素運動でした。 |
回復 | このトレーニングは、軽度の有酸素運動でした。このような運動は、ハードなトレーニングの後の回復を促進し、リフレッシュに役立ちます。 | |
基礎 | このトレーニングは、心肺能力にいくらかの効果がある軽度の有酸素運動でした。 | |
2.0-2.9 維持 |
― | このトレーニングは、心肺能力の維持に有用な有酸素運動でした。 |
基礎 | このトレーニングは、心肺能力を維持するために、十分な強度と時間を満たした運動でした。 | |
3.0 – 3.9 向上 |
― | このトレーニングは、心肺能力の向上に、十分にハードな有酸素運動でした。 |
基礎 | このトレーニングは、心肺能力向上に適した運動でした。 | |
長時間 | このトレーニングは、心肺能力だけではなく、長期間の運動に耐える能力を向上する運動でした。 | |
VO2max | このトレーニングは、VO2maxの向上に適した運動でした。 | |
乳酸閾値 | このトレーニングは、乳酸閾値の向上に適した運動でした。 | |
4.0 – 4.9 大幅な向上 |
― | このトレーニングは、心肺能力の大幅な向上が期待できる非常にハードな有酸素運動でした。 |
長時間 | このトレーニングは、心肺能力と長時間の運動に耐える能力の向上に非常に効果的な運動でした。 | |
VO2max | このトレーニングは、VO2maxの向上に効果的な運動でした。 | |
乳酸閾値 | このトレーニングは、乳酸閾値の向上に非常に効果的な運動でした。 | |
5.0 過度 |
― | このトレーニングは、あなたの体にとって非常に厳しい有酸素運動で、長時間の回復が必要です。このような運動は計画的に行うことをお勧めします。 |
長時間 | このトレーニングは、長い回復時間を必要とする非常に厳しい運動でした。このような運動は主に長時間の運動に耐える能力の向上です。 | |
VO2max | このトレーニングは、長い回復時間を必要とする非常に厳しい運動でした。このような運動の主な効果はVO2maxの向上です。 | |
乳酸閾値 | このトレーニングは、長い回復時間を必要とする非常に厳しい運動でした。このような運動の主な効果は乳酸閾値の向上です。 |
(注)トレーニング効果に関する情報は、Firstbeat Technologies Ltd.により提供・サポートされています。詳しくは、www.firstbeat.com をご覧ください。
(注) 乳酸閾値に関する分類・メッセージは、トレーニング内容から推測された効果を示しています。WristableGPSでは乳酸値および乳酸閾値を測定することは出来ません。
■ トレーニング効果測定条件
対象機種
トレーニング効果を確認するには、対象機種でワークアウトを計測する必要があります。
トレーニング効果は、以下の機種が対象です。
- J-50
- J-300
- J-350
- U-350
対象種目
オープンウォータースイムを除くすべての種目
トライアスロンでは、ラン、バイクの結果にて表示します。
トレーニング効果を確認するために必要な条件
ワークアウト計測で、心拍計測をオンにしている
以下のときは、トレーニング効果を正しく確認できません。
- プロフィールの情報(身長/体重/性別/生年月日)が機器本体に正しく入力されていない。
- VO2maxの推定値が無い。
- ワークアウト計測中の気象・環境条件(高温・高湿・高所)
- ワークアウト計測中の体調(病気や、慢性的な疲労蓄積)