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VO2maxを推定する

本製品は、脈拍の計測とGPS測位により、VO2max(最大酸素摂取量)を推定できます。

VO2maxの推定値は、「Epson View」や機器本体の履歴で確認できます。

詳しくはこちらをご覧ください

VO2maxとは

体重1kgあたり、1分間に体内に取り込むことのできる酸素の最大量のことです。推定したVO2maxをもとに、5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンのレースタイムの予測ができます。予測タイムは機器本体で確認できます。

活動量データを確認する

VO2max を推定するために、プロフィールの情報(身長・体重・性別など)を正しく入力し、以下の条件を満たしたランニングをおこなってください。

  • 種目でランを選択する
  • 頭上の開けた屋外でGPS測位を完了させ、計測開始直後からランニングを連続10分以上おこなう(図1)。例えば、60分間ランニングをしても、最初の10分間でVO2maxが推定されます。

    図1:

    VO2max
  • ランニング中、脈拍の計測ができている
  • オートポーズはオフにする
    オートポーズとは
  • ランニングのスピードが時速6km、またはペースが10分/kmより速い
  • ランニング時の脈拍数が、運動強度55~90%HRR(*)になるように走る

(*)運動強度%HRRの計算式(運動強度55%HRRのときの脈拍数の求め方):

脈拍数=0.55×(最大脈拍数ー安静時脈拍数)+安静時脈拍数

最大脈拍数と安静時脈拍数は、初期設定時に入力した情報によって自動で計算されますが、「Epson View」を使って一般設定で変更できます。

詳しくはこちらをご覧ください

以下のときは、VO2maxを推定できません。もう一度、計測し直してください。

  • 計測開始後10分未満で一時停止した
  • 信号などによる一時停止や歩行などによって、推定に必要なランニングスピードや脈拍数(運動強度)を維持できない
  • 脈拍の計測ができていない

エラーの原因は履歴画面のエラーアイコンで確認できます。
機器本体で履歴を確認/削除する

例:GPS測位ができていないときのエラーアイコン表示

画面

エラーアイコン エラーの原因
エラーアイコン

GPS測位ができていない。

エラーアイコン

計測開始から10分経過する前に一時停止された。あるいは、10分以上ランニングしていない。

(推定条件:計測開始直後から連続10分以上のランニング)

エラーアイコン

心拍計測ができていない。

エラーアイコン

ランニング時の脈拍数が、推定に必要な運動強度になっていない。

(推定条件:運動強度55~90%HRR)

エラーアイコン

ランニングのスピードが推定条件を満たしていない。

(推定条件:時速6km、またはペースが10分/kmより速い)

VO2maxのエラーコード

Reference

VO2maxの推定値やレースタイムの予測値は、以下の要因によってばらつくことがあります。

勾配のない平地でランニングすることをおすすめします。

  • ランニング中の体調や気象条件(気温、湿度、風など)
  • ランニングコース(勾配のあるコース、トレイルランニングなど)

性別/年齢によるVO2maxの目安(ml/kg/min)

男性

評価 ~29歳 ~39歳 ~49歳 ~59歳 ~69歳 70歳~

非常に優れている

56.2

54.3

52.9

49.7

46.1

42.4

優れている

51.1

47.5

46.8

43.3

39.5

36.0

良い

45.7

44.4

42.4

38.5

35.0

30.9

標準

42.2

41.0

38.4

35.2

31.4

28.0

低い

38.1

36.7

34.6

31.1

27.4

23.7

女性

評価 ~29歳 ~39歳 ~49歳 ~59歳 ~69歳 70歳~

非常に優れている

50.2

46.9

45.2

39.9

36.9

36.7

優れている

44.0

41.0

38.9

35.2

32.3

30.2

良い

39.5

36.7

35.1

31.4

29.1

26.6

標準

35.5

33.8

31.6

28.7

26.6

23.8

低い

31.6

29.9

28.0

25.5

23.7

21.2

* 上表は米国The Cooper Institute ®の使用許諾を得て掲載しています。
詳しくはこちらをご覧ください