プールスイムを計測する
種目プールスイムでは、ラップ*ごとに泳法やストローク数、最大脈拍数(推定値)および、平均脈拍数(推定値)を記録できます。また、泳ぎ終えた直後の脈拍数を確認できます。
* プールスイムにおける「ラップ」は、ランなど陸上種目の「ラップ」とは異なります。詳しくは以下を参照ください。
- 機器本体に記録できるワークアウトデータがいっぱいになると古いデータから上書きされます。計測後は早めに「Epson View」に、データをアップロードすることをおすすめします。
「Epson View」で履歴を確認する - スキューバダイビングで使用しないでください。
- 機器本体をプールでご使用の際は、その施設のルールにしたがって、ご使用ください。
- 本製品は、水泳でも使用できます。ボタンは、水中での操作が可能です。
- 泳法がクロールと背泳ぎのときは、機器本体を装着した腕側のみのストローク数をカウントします。
- ストローク数は、機器本体を装着した腕の規則的な動きを検知して計測しています。腕の動きによっては、正しく計測できないことがあります。
種目を選択する
お買い上げ時は、種目プールスイムが機器本体に設定されていません。「Epson View」を使ってワークアウト設定で設定して、機器本体に書き込んでください。
1. 種目選択画面を表示する
時計画面でを押します。
種目選択画面には、前回実施した日付や距離などが表示されます。
2. 種目を選択する
またはで種目を選択します。
時計画面でを押したときに表示される種目は、「Epson View」を使ってワークアウト設定で、追加や順番の並び替えができます。
また、任意の種目を、を押すだけで計測開始できるように設定できます。
計測を開始する
種目選択画面でを押すと計測開始前の画面になります。またはを繰り返し押してHR(脈拍数)表示画面に切り替えて、脈拍数が表示されていることを確認してください。
- 機器本体を装着している腕を数秒間静止させるとより速く脈拍を検知して脈拍数を表示します。
- 脈拍数が表示されないときは、装着方法を確認してください。
装着のしかた(脈拍を正しく計測する) - 長時間のスイムで体が冷えると、脈拍を検知できないことがあります。状況に合わせて、プールから出てウォーミングアップしたり、温かいシャワーを浴びたりなどして、身体を温めてください。
計測画面でを押すと、3秒間のカウントダウン後に、計測が開始します。
- カウントダウン後に機器本体が振動します。
- 計測を開始するとHR(脈拍数)が「—」の表示になります。脈拍の計測は継続しています。
計測を一時停止/再開する
計測中にを押すと、計測を一時停止します。再度を押すと、計測を再開します。
一時停止中に何も操作しないまま3秒経過すると、停止メニューが表示されます。
何も操作しないまま1時間経過すると、自動でデータを保存し、時計画面に戻ります。
停止メニューから再開を選択して、計測を再開することもできます。
計測中に休憩/再開する
計測を一時停止することなく、スイム計測とレスト(休憩)タイム計測を自動、またはボタン操作で切り替えることができます。
プールスイムでの「レスト」とは、休憩のことを言い、種目ランなどのインターバルで使用する「レスト(低負荷)」とは異なります。
自動でレストタイム計測/スイム計測に切り替える(オートレスト)
ワークアウト設定で、オートレストをオンに設定したとき、スイム計測中に休憩などで泳ぎを一時中断すると、自動でレストタイム計測に切り替わります。泳ぎ始めると自動でスイム計測を再開します。
お買い上げ時は、オートレストはオンです。
ボタンを押してレストタイム計測/スイム計測に切り替える
計測中、レスト(休憩)するときにを押して、レストタイム計測に切り替えます。スイム計測を再開するときは、を押します。オートレストの設定がオンのときは、泳ぎは始めると自動でスイム計測に切り替えることができます。
計測データは、スイム計測とレストタイム計測が、それぞれ1ラップずつ記録されます。
計測中のデータを確認する
計測中にまたはを押すと、その時点のワークアウトデータを表示します。
またはを押すと、表示内容を切り替えられます。
画面の表示内容
画面は、初期状態の例です。画面の表示内容は、種目ごと異なります。画面の表示は「Epson View」を使ってワークアウト設定でカスタマイズできます。
画面1
種目 | 項目 |
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プールスイム |
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画面2
種目 | 項目 |
---|---|
プールスイム |
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画面3
種目 | 項目 |
---|---|
プールスイム |
HR(脈拍数) |
画面4
種目 | 項目 |
---|---|
プールスイム |
Time(時刻) |
計測を終了/保存する
項目や値は、またはで選択し、で決定します。
1. 計測を一時停止する
計測画面でを押してレストタイム計測に切り替えます。 HR(脈拍数)が表示されていることを確認します。 |
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を押します。 |
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を押すか、または3秒間何も操作しない |
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停止メニューが表示されます。 |
2. データを保存する
終了・保存を選択します。 |
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保存が完了すると、計測結果が表示されます。 またはでワークアウトデータの表示内容を切りかえられます。 またはを押すと時計画面に戻ります。 |
- HR(脈拍数)が表示される前に、計測終了すると、最大脈拍数と平均脈拍数を推定できませんので、ご注意ください。
- 計測結果画面で、何も操作しないまま3分経過すると、時計画面に戻ります。
- 停止メニューで削除を選択すると、一時停止したワークアウトのデータを削除して、計測を終了します。
- 最大248件のワークアウトデータを保存できます。
- 1スプリットの最大計測時間は、約99時間です。超過した時点で計測を停止します。停止するまでに計測したワークアウトデータは、機器本体に保存されます。
プールスイムでの脈拍計測について
種目選択画面でを押すと計測開始前の画面になります。またはを繰り返し押して、HR(脈拍数)表示画面に切り替えて、脈拍数が表示されていることを確認してください。
- 機器本体を装着している手首を少しの間、静止させるとより速く脈拍を検知して、脈拍数を表示します。
- 表示されないときは、装着方法を確認してください。
装着のしかた(脈拍を正しく計測する) - 長時間のスイムで体が冷えると、脈拍を検知できないことがあります。状況に合わせて、プールから出てウォーミングアップしたり、温かいシャワーを浴びたりなどして、身体を温めてください。
水泳時に脈拍を計測できないケース
現象 |
原因 |
対処方法 |
泳いでいる最中に脈拍数が表示されない。 |
泳いでいる最中は、脈拍数を表示しない仕様になっている。 |
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一時停止しても脈拍数が表示されない。レストタイム計測になっても脈拍数が表示されない。 |
機器本体を正しく装着していない。 |
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腕の血流量が減少した。(体が冷えているなど) |
長時間のスイムで体が冷えると、脈拍が検知されないことがあります。状況に合わせて、プールから出てウォーミングアップしたり、温かいシャワーを浴びたりなどして、身体を温めてください。 |
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最大脈拍数(推定値)・平均脈拍数(推定値)が正しく表示されない。 |
脈拍数が表示されないまま泳ぎ始めた。 |
計測開始前の画面に脈拍数が表示されていることを確認してから計測を開始してください。 |
泳ぎ終えた後、脈拍数を表示させずに終了した。 |
泳ぎ終わった後、脈拍数が表示されるまで待ってから計測を終了してください。 |
泳法判定について
種目プールスイムは、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4つの泳法による計測ができます。ワークアウト計測の設定項目「泳法」で、自動判定/固定/オフの3つから計測する泳法を選択できます。
- 固定:クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライのいずれか1つの泳法を記録します。
- 自動判定:1ラップ(1プール長)ごとに自動で泳法を判定して記録します。そのとき計測データには、ラップごとに泳法が記録されます。
- オフ:泳法のない計測データが記録されます。
- 泳法を正しく自動判定するために、手の甲側に機器本体を装着してください。
装着のしかた(脈拍を正しく計測する) - 泳ぎ方やターンのしかたによっては、正しく泳法を自動判定できないことがあります。正しく判定できないことが頻発するときは、泳法の設定で「固定」または、「オフ」 を選択してください。
- 泳法がクロールと背泳ぎのときは、機器本体を装着した腕側のみのストローク数をカウントします。(左右の腕を動かして、1ストロークとします)
- 種目「オープンウォータースイム」では、泳法を判定しません。
- [自動判定]を選択したとき、1ラップ(プール長)の途中で泳法を変更すると、一番長く泳いだ泳法でスイム計測データを記録します。
- 水中歩行の判定はできません。
- プールサイドを歩行しているなど、規則的な動作をしているときに、何らかの泳法を自動判定することがあります。
ラップの記録について
種目プールスイムでは、ワークアウト計測中に以下の動作が入ると同時にラップを記録しています。
- を押して、スイム計測またはレストタイム計測に切り替えたとき
- オートレストにより、スイム計測またはレストタイム計測に切り替わったとき
- プール長の両端でターンしたとき(ターン判定*)
- を押したとき
*ターン判定とは
機器本体は、規則的な腕の動き(ストローク)を元に、ターン時の腕の動きを検知して、ターンを自動で判定します。
ラップの記録には、以下のようなパターンがあります。
例1: ターン自動判定
例2: ターン判定+オートレスト
例3: ターン判定+(手動)
以下のときは、ラップが正しく記録されないことがあります。
- ストロークの間隔が一定でないとき
- ターンの時間が短いとき
- ストロークが1回あたり4秒より遅いとき